今回は、リスナーコミュニティからの質問に答えたいと思います。
質問:「練習で何かを掴んだという感覚を次の練習のときに忘れないためには毎日練習するしかないのでしょうか?」
この質問は多くのゴルファーが直面する課題ですね。私も非常に共感します。この問題に対して、いくつかの有効な方法をご紹介します。
まず、毎日練習することは確かに有効です。プロゴルファーやプロを目指す学生たちは、毎日練習することでスキルを体に染み込ませています。しかし、毎日練習できない場合もあります。そんなときには、練習の質を高めることが重要です。
知識レベル、意識レベル、下意識レベル
ゴルフスキルの定着には三つの段階があります。
- 知識レベル: YouTubeや書籍で得た知識の段階です。理解はしているが、まだ実践できない状態です。
- 意識レベル: 意識すればできる段階です。この段階ではまだ技術が体に染み込んでいないので、注意を払わないと失敗します。
- 下意識レベル: 無意識にできる段階です。この段階に達すると、頭で考えなくても自然に体が動きます。例えば、箸で物を食べるときに指先の力加減を意識しないのと同じです。
ゴルフでも、この下意識レベルに到達することが重要です。そのためには、意識的な反復練習が必要です。
メモの活用
練習で掴んだ感覚を忘れないためには、メモを活用することが効果的です。スマホのメモアプリや手帳を使って、自分が感じたことや意識すべき点を記録しましょう。例えば、スイングやアドレスに関するポイントを簡潔にメモします。
ポイントは、抽象的な表現を使うことです。具体的すぎると、その時の状況に依存してしまうため、抽象度を上げてメモすることで、どの状況でも適用できるようにします。
例えば、「振り切る」といった簡単なフレーズをメモすることで、常にその意識を持ってプレーできます。
グローブに書く
さらに効果的な方法として、グローブの親指部分にキーワードを書くこともあります。ショットの前に自然に目に入るので、意識を持続させるのに役立ちます。
手帳の活用
最近では、デジタルメモだけでなく、手書きの手帳も活用しています。手帳には、その日の感じたことや注意点を書き留めています。手書きの方が頭に残りやすいという方もいるので、自分に合った方法を試してみてください。
まとめ
ゴルフのスキルを定着させるためには、知識を意識レベルに引き上げ、最終的には下意識にまで持っていくことが必要です。毎日の練習が理想ですが、練習の質を高めることも重要です。メモや手帳を活用し、練習内容を記録しておくことで、スキルを忘れずに維持することができます。
リスナーコミュニティの皆さんも、ぜひこれらの方法を試してみてください。ゴルフの上達を応援しています!
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