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ツアープロコーチの長谷川哲也による
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腕の詰まりを解消してスムーズなフォロースルーを実現!

ゴルフスイングをしていると、インパクト後のフォロースルーで腕が詰まってしまうことに悩んでいる方も多いのではないでしょうか。この詰まりは、いわゆる「チキンウィング」と呼ばれる現象で、肘が外側に広がり、腕の形が鶏の翼のように見えることから名付けられました。チキンウィングが原因で、スムーズなスイングができない、ショットの距離が伸びない、狙いがブレるなどの問題を抱えるゴルファーも少なくありません。

今回は、なぜチキンウィングが起きるのか、その原因と解消方法について詳しく解説します。初心者の方から上級者まで、すべてのゴルファーにとって役立つ情報となるでしょう。

978話 インパクトで腕が詰まる原因とその解決法 – チキンウィング by 聴くだけでゴルフが上手くなるラジオ
インパクト時に腕が詰まってしまう、いわゆる「チキンウィング」の悩みを解決するためには、フォローに集中するだけでなく、ダンシングでのリリースのタイミングやグリップの圧を見直すことが重要です。 特に、グリップを軽く持つ「おつまみグリップ」を試す...

チキンウィングとは?どんな影響がある?

チキンウィングとは、スイングのインパクトからフォロースルーにかけて、肘が外側に逃げるように広がる動きを指します。この状態になると、スイングがスムーズに振り切れず、見た目も不自然なフォームになりがちです。

チキンウィングの主な影響

  • ショットの距離不足
    力がうまくボールに伝わらないため、思ったほど飛距離が出ないことがあります。
  • 方向性の安定性が欠ける
    フォロースルーで腕が詰まることで、クラブフェースのコントロールが難しくなり、ショットが狙い通りに飛ばないことが多くなります。
  • 身体への負担
    不自然な動きによって肩や肘に負担がかかり、長期的には怪我につながるリスクもあります。

チキンウィングが起こる原因

チキンウィングは、特定のスイング要素に問題がある場合に発生しやすいです。ここでは主な原因について詳しく見ていきましょう。

1. クラブリリースのタイミングのズレ

インパクトに向かってクラブを早くリリースしすぎると、腕が詰まったような感覚が生まれ、チキンウィングの原因となります。この問題は、ボールに早く当てようと力みが生じることで起こりやすくなります。

2. 体の回転不足

スイングでは、腕と体が一体となって回転することが理想的です。しかし、体が十分に回転せず、腕だけでクラブを振ろうとすると、フォロースルーで肘が外側に広がり、チキンウィングの形になりがちです。

3. グリップ圧の強さ

グリップを強く握りすぎると、スムーズなスイングができなくなり、腕や肩の動きが固くなることがあります。こうした力みが原因で、フォロースルー時に腕が詰まり、肘が広がる形になります。

チキンウィングを防ぐための改善策

チキンウィングを防ぐには、いくつかのアプローチが有効です。ここでは、具体的な改善方法を紹介しますので、自分のスイングに取り入れてみてください。

1. 「おつまみグリップ」を試してみる

グリップを軽く持つ「おつまみグリップ」は、チキンウィングの改善に効果的です。おつまみグリップとは、クラブを強く握らず、親指と人差し指で軽くつまむように持つ方法です。この方法により、クラブが重く感じられ、腕や肩の力を抜きやすくなります。結果として、自然なフォロースルーが実現し、チキンウィングが改善される可能性が高まります。

おつまみグリップの効果

  • クラブヘッドが遅れてついてくる感覚
    グリップを軽く持つことで、クラブヘッドの重みを感じやすくなり、ヘッドが体の回転に追従するスムーズな動きが得られます。
  • 腕の力みが軽減される
    グリップの圧力を下げることで、自然なスイングが可能になり、腕の詰まりが防がれます。

2. 体全体の回転を意識する

チキンウィングの防止には、体の回転を意識することも重要です。スイング中に体が十分に回転せず、腕だけでクラブを操作しようとすると、フォロースルーで肘が外側に逃げてしまいます。腕と体が一体となって回転することで、スムーズで力強いスイングが可能になります。

体の回転を意識した練習法

  • 体幹を軸にした回転練習
    クラブを持たず、体幹を軸に肩を回転させる練習を繰り返すと、体全体での回転を意識しやすくなります。スムーズな体の動きが身につけば、自然と腕が詰まらなくなります。
  • 肩と腰の連動を確認
    肩と腰が同時に回転するように意識すると、腕の動きが体に追従し、チキンウィングが起きにくくなります。

3. リリースのタイミングを整える

リリースのタイミングも、チキンウィングを防ぐために見直したいポイントです。リリースが早すぎると、インパクト後に腕が詰まってしまいます。リリースのタイミングを意識することで、クラブの動きが体にしっかり追従し、スムーズなフォロースルーが可能になります。

リリースを整える練習法

  • クラブヘッドが自然に落ちる感覚をつかむ
    グリップ圧を軽くしてクラブを振ると、ヘッドが自然に落ちる感覚がつかめます。これにより、リリースのタイミングが早くなりすぎず、詰まりが解消されやすくなります。
  • ダンシング(切り返し)を見直す
    切り返しのタイミングも重要です。クラブヘッドが体の動きに沿って動くようにすることで、リリースのタイミングが整い、フォロースルーでの詰まりが解消されます。

秋は練習のチャンス!チキンウィングを解消してベストスコアを目指そう

秋は、気温も涼しくなり、練習に最適なシーズンです。芝の勢いも少しずつ弱まってくるこの時期に、スイングの課題を見直してみましょう。特にチキンウィングは、多くのゴルファーが抱える悩みですが、正しいアプローチで改善することが可能です。

まとめ:ポイントを押さえてスムーズなスイングを実現

  1. グリップ圧を下げる「おつまみグリップ」を試して、自然なスイング感覚をつかむ
  2. 体の回転を意識し、肩と腰を一体化させて腕の詰まりを防ぐ
  3. リリースのタイミングを整え、インパクト後に腕が詰まらないようにする

これらのポイントを練習に取り入れて、チキンウィングを防ぎましょう。秋から冬にかけての練習がうまくいけば、来年のゴルフシーズンには、これまで以上に安定したショットとベストスコアが狙えるようになるはずです。

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